アントレプレナーって?


夕張高校魅力化プロジェクトの佐近です。


 2018年12月から2月にわたって取り組んだ「夕張市アントレプレナー育成事業」の成果発表として、全国大会に参加してきました。

 

 アントレプレナーとは、起業家という意味がありますが、ここでは壁に立ち向かっていく人材のことを指します。

 

検討のようす
高校生と地域の大人で白熱!

 

 立候補して参加した高校生は6名。放課後に30時間以上にわたって夕張の課題を探求し、その解決策となるビジネスプランを検討しました。


 課題解決プランは出てきても、「お金を稼ぐ」という部分で難しさを感じました。

 

プレゼンテーション
舞台上でのパフォーマンス

 

 全国10校が集まった全国大会では、「自分たちも地域の人も幸せにするカフェづくり」を発表しました。


 ほとんどの生徒がスクールバスで通学し、一斉にバスで帰宅する夕張高校では、放課後の思い出が作りにくい環境にあります。「学生時代の思い出があることは幸せ」という大人の言葉や「暗い話題の多かった夕張を盛り上げたい」との思いで策定しました。


 生徒たちは、「放課後の思い出づくりのために何が必要か?」というアンケートを全校生徒に実施しました。その結果、カフェで友達とおしゃべりしたいという声が7割を占めました。(夕張高校生の幸せ=大切な友達との時間と考えました)


 高校生カフェをつくり、地域の産品を使った商品開発や、放課後にみんなの思い出づくりに貢献したい。ただのカフェではなく、「高齢者の楽しみが少ない」という話を聞いて、高齢者の集まりなどに出張して、おもてなしをする、話し相手になって楽しんでもらう、多世代の交流を生むカフェを提案しました。

 

集合写真

 

 結果としては、賞はいただけませんでしたが、工夫をこらしたプレゼンは評価され、オーディエンス投票では4位となりました。
 

 発表では、手違いで練習していた資料とは異なるものが投影されてしまい、練習した成果が出せませんでしたが、運営側からもう一度発表するかと打診があり、3人は迷わず「やります!」と力強く答え、練習以上のプレゼンを再発表で行うことができました。

 

 ただのプランで終わりにするのではなく、今後企業さんと連携して「実現」していくサポートをしていきます!

 

夕張高校魅力化プロジェクト 佐近