ー夕張は、倒れたままか
財政破綻以降、夕張はあらゆるものをなくしてきました。
夕張から出ていく友人、ネガティブな情報発信。
そして、「夕張では何もできない」というあきらめ。
その一番の被害者は、未来を担う子どもや若者たちでした。
市内唯一の高校である夕張高校は、人口減少に伴う生徒数の減少に加え、小中学校統廃合に伴い新たな人のつながりを求める傾向があることから、廃校の危機にありました。
そのような中にあっても、夕高生は主張します。
夕張じゃ何もできない、夕張じゃだめだというイメージを打ち消したい!
高校生のこうした「本気」に、地域の大人たちが応える。
魅力化プロジェクトは、こうした思いから始まったのです。
人口減少、少子高齢化、財政難。
夕張がいま抱える課題は、日本のみならず世界がこれから直面する課題です。
この課題を探求するフィールドが夕張にはあります。
高校生がこうした課題解決に挑み、たくさんの失敗と成功を経験できる環境づくりに取り組んでいます。
夕張高校魅力化プロジェクトは、生徒数の増加だけを目指すものではありません。
最初の生徒は「20人」でもいい。しかしその20人が、夕張らしく仲間を一番に考えられる優しさを持ち、学年の枠を超えた絆で学校全体が結ばれた一つのチームを作っていくこと。
そんな生徒たちが、地域を思いながら地域の課題解決のために活動し、今後の日本に必要な力を身につけていく。
そして将来、日本全国の課題に直面した地域で活躍する。
そんな人材に成長することを願い、私たちは挑戦します。
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