ふるさと納税イベント高校生レポート第2弾


夕張高校1年 鈴木冴奈さん

鈴木さん

 7月21日、東京都有楽町にある「ふるさとチョイスcafe」で、夕張市と栗山町が地域の取り組みを発表しました。私たちは夕張高校の取り組みや特色などを一人ずつ発表し、見に来てくれた方々と交流をしました。
私は、1回目のセミナーでは部活動について話しました。人数が少ないことや合同チームで大会に出場していること、練習が限られてしまうこと、それでも勝てるように、応援してもらえるように頑張るということを伝えました。セミナーが終わったあと、「頑張ってね」「大変だね」と声をかけてくれた方がいたり、アンケートには、人数が少なくても勝てるよと書いてくれた方もいました。
2回目と3回目のセミナーでは、6人で話す内容を 中学から高校に上がる時の心境と入学後の変化・指定校推薦枠や就職などの進路・部活動・遠隔授業・海外と八丈高校への留学制度・学校祭・市が様々な費用を負担してくれること・公設塾「キセキノ」について、分担しました。それぞれ話をしているとき、すごく真剣に、たくさん相槌を打ちながら私たちの話を聞いてくれました。なかにはたくさん質問をしてくれる方や、泣きながら話を聞いてくれる方もいました。あまりまとまりがなくても、一生懸命に話すとちゃんと相手に伝わるのだと思いました。

イベントブースの様子
イベントブースの様子

 全セミナーで、夕張メロンと栗山の日原メロンを試食してもらいました。「おいしい」「甘い」と言う声が聞こえてくるととても誇らしく、嬉しく思います。メロンを配るときに「見ないで食べたらどっちが夕張メロンかわかる?」と聞かれたので、堂々と「わかります」と答えました。カットする時にどっちも食べてみましたが、やはり夕張メロンはおいしかったです。しかし保存状態が悪く、あまり良いメロンをお出しできなかったのが残念です。ダメになってしまったものもあったので、保存方法の見直しが必要だと思いました。
また、アンケートでは「セミナーが長いと感じた」と言う人が比較的多かったため、6人で話す内容をもっと簡潔にまとめて話せば良かったと思いました。ですが、「高校生の前向きな考えが良かった」「高校生の話を聞いて応援したいと思った」など書いてくれた方もいて、嬉しく思いました。「質問する時間が欲しい」という声もあったので、早く気づいて2回目3回目のセミナーで改善できれば良かったと思いました。
 今回のイベントで一番感じたことは、夕張市は、本当にたくさんの方に支えられ、応援されて今があるということです。初日のセミナーで集まった寄付金やクラウドファンディングで集まった金額を見てもそうですが、イベントに来てくれた人数や、話しかけてくれた方のあたたかさや声援など、たくさんの応援と期待があることがわかりました。その期待に応えられるように私たち高校生がたくさん夕張市に貢献し、恩返しをしていきたいと思います。
今回は、貴重な体験をさせていただきありがとうございました。この経験を、将来必ず生かせるようにこれからの生活で、部活動や勉強だけでなく、地域のイベントなども私たちで盛り上げていけるように頑張ります。これからも夕張高校をよろしくお願いします。

夕張高校1年 鈴木菜摘さん

鈴木さん

 7月20.21.22日、東京へ1年生6人で研修に行きました。20日に出発し、21日に栗山町役場の方たちとふるさとチョイスcafeでイベントを行いました。研修では、夕張高校の魅力化や将来の夢などを来てくださった人に伝えた後、夕張メロンと栗山町の日原メロンの食べ比べをしてもらいました。
私たちは、夕張高校の魅力である八丈島への短期留学、今年から開始されるハワイへの短期留学、漢字検定などの検定費の半額補助や制服費用の補助、夕高生徒の仲の良さや市民との関わり、部活動や公設塾「キセキノ」のことなどを伝えました。来場者は留学やその他の費用を市が負担してくれていること、市内の小中高が1校ずつしかないことや1学年の人数の少なさにとても驚いていました。

イベント案内板
隣町である栗山町と合同でイベントを行った。

中学3年の時、私も同じクラスの子も海外留学や八丈島留学のことは知っていましたが、「夕高は人数も少ないしどうせ何もできない」、「夕高は名前を書けば入れる」と思っていました。でも、いざ入ってみると、色んな活動をしているし、人数が少ないから他学年とも仲が良い、先生との距離も近い。部活動は、人数が少ないから野球部とバレー部は単独では大会に出られないため、他校と連合チームを組んで大会に出ています。「連合チームだからどうせ」という声も聞きますが、単独の高校は毎日チーム全員で練習しているなか、去年野球部は、連合チームは毎日チーム全員で練習できない状況でも夏の大会で決勝まで勝ち進むことができました。連合チームというのは人数が多いところでは絶対経験できないと思います。
 人数が少ないからこそ経験できることがたくさんあります。講演後にお金を寄付してくれた方たち、夕張メロンを美味しそうに食べてくれる姿を見て、夕張が愛されていることが、この研修に行ってあらためて感じることができました。これから、「財政破綻したから」「人数少ないから」と言わせないように、夕張や夕張高校の魅力を全国に広めたり、市外の人に興味を持ってもらえるように夕張を盛り上げていきたいと思います。
22日は、6人で事前に計画を立てて原宿へ行きました。東京の暑さや人の多さにびっくりしましたが、とても楽しかったです。自分たちで時間を守って行動することができていい研修になったと思います。

夕張高校1年 栃木翔海さん

栃木くん

 今回僕たち夕張高校1年生は、市の補助金を活用し、東京に行かせていただきました。
1日目には、「ふるさとチョイスカフェ」という場所で、東京の方々に夕張と栗山の良さをPRしました。市役所の佐近さんがまず夕張の現状などを紹介し、その後、僕たち夕張高校1年生6人が現在の夕張高校について話しました。6人いたので一人ずつ役割を分けました。まず北越舞さんが学校祭やキセキノについて、石田麗奈さんが夕張高校が行っている「オンライン英会話」について、鈴木冴奈さんが八丈島への留学や今年から行う海外短期留学について、鈴木菜摘さんが夕張高校の部活動について、石上龍司さんが夕張中学校から夕張高校に来た時に思ったことについて、そして僕は、入学時に頂いている制服代や教科書代などの補助や漢字検定、数学検定などの検定料の半額補助などについて話しました。なかには、感動し泣いてくれる方もいてびっくりしました。その後、夕張メロンと日原メロンと試食会を行いました。お客様にメロンを渡すと、目を輝かして写真を撮り、おいしそうに食べていました。僕たちは手伝いでメロンカットとメロンの配布、片付けをしました。皿を返してもらうときには、「ありがとうございました」や「おいしかったです」などの声をいただいて嬉しかったです。全て終わった後にも話しかけていただいたりしました。夕張高校について話したことに興味を持ってくれた方もいて楽しく話すことができました。

 ふるさとチョイスカフェで行った夕張のPRはすごくいい経験になりました。これからもこのような体験ができることがあったら、またやってみたいと思いました。