記者が学生のとき、学校祭は「参加」するものでしたが、今回取材に応じてくれた藤浦さんは、3年生最後の夕高祭で「参加」するのではなく、「創る」側の夕高祭実行委員長を選びました。そんな藤浦さんの挑戦に迫ります!
夕高祭実行委員長の仕事とは?
藤浦
夕高祭実行委員長の仕事は、各企画の調整や、連絡を担当する事務局全体を統括する仕事です。自分で立候補して就任しました。
記者
実行委員長は大変というイメージがあるけど、なんでチャレンジしてみようと思ったの?
藤浦
最後の学校祭なので、生徒全員が楽しめるものにしたいと思ったからです。とても不安だったのですが、周りから応援してもらい、もうやるしかないと思って決意しました。
記者
実行委員長として生徒を引っ張っていくのは大変じゃなかった?
藤浦
ちゃんとできるかプレッシャーもありましたが、みんなが協力してくれたので、自然と一つにまとまりました。だからこそ、みんなが楽しめる夕高祭を目指して頑張ることができました。
まとめることの難しさと責任感
記者
一番大変だったことってなに?
藤浦
出し物の中で「早食い」の企画を進めていたのですが、直前になって事故の危険性を指摘され、ボツになってしまったことです。急遽次の企画を考えるのが大変でした。
記者
それは大変だったね! どうやって乗り越えたの?
藤浦
実行委員のみんなが開催直前まで協力してくれたので、何とか別の企画を立ち上げ、乗り切ることができました。
地域と創る夕高祭を目指して
記者
無事に実行委員長の任を終えてみて、今年の夕高祭はどのようなものになったと思う?
藤浦
目標どおり、生徒全員が楽しむことができたと思います。また、地域の方々にとっても、夕張高校生のエネルギーを伝えることができたと思います!今回、たくさんの地域の方に参加していただき、夕高祭は生徒だけのイベントではなく、地域の方々と一緒に創るイベントなんだと実感しました。
これから挑戦してみたいこと
記者
卒業後の進路って決まっているの?
藤浦
私は声優になることが将来の夢です。そのために、専門学校に行って勉強がしたいと思っています。
記者
声優って素敵な夢だね!なんでやりたいと思ったの?
藤浦
声だけで視聴者にメッセージを伝えたり、表現できることに魅力を感じて、それを仕事にしたいと思ったからです。仕事にするのは難しいので不安もあるのですが、夕張市に恩返しできるように頑張りたいです!
夏休みの忙しいなか、取材を受けてくれてありがとう! 夢の実現を夕張市で応援しています!!
今回紹介する栃木さんは、夕張高校陸上部で400mハードルという競技種目で、今年は全道大会出場が決定しています。そんな栃木さんの挑戦する姿に迫ります。
夕張高校に入ってみて
栃木
夕張小、夕張中と過ごしてきて、仲の良い友達と一緒に学校に行けることへの嬉しさはありました。でも入学する前は、就職や進学に対する不安も少しあったのは事実です。
夕張高校は一学年の人数が少ないぶん、先生からより丁寧に授業を教えてもらうことができます。わからないことも親身になって教えていただけるので、不安はなくなっていきました。
記者
生徒数は大きな学校に比べて少ないけど、丁寧に教えてもらえるのは、都市部の高校にはない魅力の一つだよね!
陸上部に入ったきっかけ
記者
どうして夕張高校から陸上に挑戦しようと思ったの?
栃木
きっかけは顧問だった先生の誘いがあり、身体を動かすことが好きだったので、挑戦しようと思いました。
記者
陸上の数ある種目の中で、400mハードルという競技を選んだのは、何かきっかけがあったから?
栃木
はじめは110mハードルをやっていたんですが、110mはハードルが高めなんです。そこで顧問の先生から、400mハードルのほうが自分に合っているとアドバイスがあり、転向することにしました。
記者
種目の転向ってすごく難しい決断だったと思うけど、すぐに全道大会出場が決まったんだね!400mって苦しい種目だと思うけど、トレーニングは大変?
栃木
練習は大変ですが、良い結果につながるには地道な努力が必要だと思うので、全道大会に向けて頑張ります!
記者
良い結果が出るといいね!
これから挑戦してみたいこと
記者
栃木くんは、将来の夢や今後挑戦してみたいことはあるの?
栃木
親が自動車整備の仕事をしていて、自分も将来はその仕事を継ぎたいと考えています。
記者
その仕事に向けて今は何か頑張っていることはあるのかな?
栃木
自動車整備の関係する資料を集めたり、資格が取れる専門学校のオープンスクールに参加しています。
記者
着々と将来に向けて頑張っているんだね! 夢が叶うことを記者も願っています。
テストが終わったばかりのところ、取材を受けてくれてありがとう!将来に向けた挑戦を応援しています!!
今回紹介する三年生の清野さんは、バレー部の主力として活躍し、体育祭ではなんとMVPに選ばれました。そんな清野さんの挑戦する姿に迫ります。
夕張高校で過ごした自身の変化
清野
中学生の頃は、あまり積極的な性格ではありませんでした。でも、夕張高校に入ってから、何事にも積極的に取り組めるようになりました。
記者
夕張高校生の積極性っていろんな生徒から感じるけど、それはなんでだろう?
清野
私は少人数での部活動の経験が大きかったと思っています。私が所属していたバレー部は、連合チームということもあり、自らが中心となって部を引っ張っていかなければと考えるようになりました。そうした経験が自分の成長につながっていると思います。
記者
少人数だと一人一人の役割が大きいもんね。バレー部での一番の思い出ってなんだい?
清野
最初はウィングスパイカーを担当していましたが、肩を怪我をしてしまい、手術をしました。リハビリは大変でしたが、チームのために自分にできることは何だろうと考え、リベロに転向しました。そのかいもあり、空知大会ではベスト8まで進出することができました。
記者
素晴らしいね!この経験が将来につながると思います!
これから挑戦してみたいこと
記者
バレー部を引退して、これからどんなことに挑戦してみたい?
清野
私は将来、看護師になりたいと思っています。看護の国公立大学を目指して、必死で受験勉強をしています!
記者
看護師になりたいんだね!大学はどうやって決めたの?
清野
地域医療や大学と地域の連携を強めている大学を選びました。夕張も人口減少など様々な問題を抱えており、将来夕張に戻ってきた時に、そこで学んだ地域医療の知識を活かしたいと考えています。
記者
そこまで明確な目標があるなんてすごいね! 大学で学んだ後は夕張市に戻ってきたいってこと?
清野
はい、まずは札幌の病院で何年か経験を積んで、最終的には、夕張に戻ってきて貢献したいと思っています。
将来の夢の実現に向けて努力し続ける姿勢に感動しました。ぜひチャレンジモアスピリッツで夢をつかみ取って下さい!