今回ご紹介する方は、夕張高校陸上競技部2年生の斎藤芽生さんです。9月
23日に行われた、第36回北海道高等学校新人陸上競技大会女子ハンマー投げで、夕張高校陸上競技部の創部初となる、7位に入賞しましたので、大会の様子などを聞いてきました。
大会記録
●第75回 空知陸上競技選手権大会女子ハンマー投げ
記録 20m03㎝ 2位入賞
●第13回 空知高等学校新人陸上競技大会女子ハンマー投げ
記録 24m95㎝ 優 勝
●第36回 北海道高等学校新人陸上競技大会 女子ハンマー投げ
記録 23m68㎝ 7位入賞
※ハンマー投げとは・・・陸上競技の種目で、男子が重さ約7㎏、女子が重さ4㎏の鉄球にワイヤーで結ばれたグリップを持ち、遠くに投げる能力を競うもの。
なぜ陸上競技を始めたのか
記者
ハンマー投げ全道大会7位入賞おめでとうございます。斎藤さんが陸上競技部に入部したきっかけを教えてください。
斎藤
夕張高校に入学してまもなく顧問の先生から誘われたことがきっかけでした。
記者
それまでは陸上の経験はなかったの?入部してみてどうだった?
斎藤
入部するまでは体育の授業のみで陸上の経験はあまりありませんでした。最初は砲丸投げと円盤投げを主にやっていましたが、とても難しく思うように飛距離が伸ばせませんでした。
記者
ハンマー投げはいつから始めたの?
斎藤
昨年の9月頃から本格的にハンマー投げを始めました。気分転換でハンマーを投げたのがきっかけで最初は、10mくらいしか飛ばせなかったですが、周りの先輩や先生からの勧めもあり始めました。
記者
そうだったんだね。どうやって今の記録まで飛ばせるようになったの?
斎藤
今年の6月頃までは、まだ15mくらいしか飛ばせなかったのですが、練習していくうちに、上手く回転して投げる事ができるようになり、ある日感覚をつかんで段々と記録を伸ばせるようになりました。
記者
練習はどんなことをしているの?
斎藤
週に4日練習をしていて、スイングや回転の練習、瞬発力を鍛えるために走ったりウエイトトレーニングを行っています。現在の部員は先輩が引退したため、私とマネージャーだけですがより良い結果を求めて日々練習しています。
記者
すべては練習の成果だったんだね!フットサルもやっているって聞いたけど陸上と両立しているの?
斎藤
もともと、フットサルをやっていたので高校に入学してからフットサル同好会に入部して、選手として活動しています。現在はフットサル同好会と、陸上競技部を両立しながら活動しています。
記者
すごいね!
全道大会では
記者
大会の時は緊張した?どうやって順位を決めるの?
斎藤
いつもの大会では、あまり緊張しませんでしたが、全道大会ではとても緊張しました。試合では、まず3回投げベスト8を決めて、最終順位を決めるのにさらに3回投げます。大会では計6回投げて飛距離を競います。
記者 6回も投げるんだ!ハンマー投げはフットサルとは違った、個人競技の緊張感はあるよね。
ハンマー投げの魅力と目標
記者
ハンマー投げの魅力と今後の目標を教えてください。
斎藤
最初は、陸上競技未経験で、全くできませんでしたが、練習を重ねていくうちに段々と結果が残せるようになり、努力次第ではいくらでも可能性があると感じました。そこが私にとって魅力なんだと思います。今後は飛距離を40m飛ばせるように練習し、全国大会であるインターハイを目指して頑張ります。
今回は、忙しい中取材に協力していただきありがとうございました!そして本当に全道大会7位入賞おめでとうございます。
今後も諦めずに日々練習し目標達成を目指して頑張ってください。そして他の高校生の皆さんも自分の可能性を信じて頑張ってください。
今回ご紹介する方は、夕張高校2年生の高橋洸太さんです。先日行われた生徒会選挙によって、今年の11月から新生徒会長となりましたので、今後の抱負などを聞いてみたいと思います
なぜ生徒会長に?
記者
今日はよろしくお願いします。まずは自己紹介をお願いします。
高橋
今年の11月から生徒会長を務めることになった夕張高校2年A組の高橋洸太です。
記者
新生徒会長おめでとうございます。生徒会長になるためにはどうしたらいいの?
高橋
生徒会長になるためには、生徒会選挙に立候補して、自身の公約などを掲げて演説した上で、全校生徒の投票によって選ばれます。
記者
そうなんだ!“結構大変な道のりなんだね。なぜ、生徒会長に立候補したの?
高橋
小学校から現在まで生徒会に入った経験がなく、当初は立候補しようとは考えていませんでした。しかし生徒会の活動に興味があった事や、先輩達からの後押しもあったため、今回立候補する事にしました。
記者
すごいね!今まで経験がなかったんだ!どのような活動に興味があったの?
高橋
僕はボランティア部に所属し、活動している中で、人の役に立つことや、地域に貢献できる事にやりがいを感じていたので、生徒会長になり全校生徒の先頭に立って、行事の企画運営や校則の見直しなどの活動をしてみたいと思いました。
記者
素晴らしい!
生徒会長としての仕事
記者
高橋君の公約はなんですか?
高橋
僕の公約は、「生徒ひとりひとりの意見に耳を傾けて、生徒ひとりひとりが過ごしやすい学校にしていく」ことです。
記者
具体的に実現していきたい事はありますか?
高橋
今考えているのは、校則を変えたいと考えています。
記者
そうなんだ!例えばどんな風に変えていくの?
高橋
一例として、現在の校則で禁止されている髪型があって、その髪型がなぜダメなのか、今の時代にあった校則なのか、禁止されている理由はなぜなのかを改めて検証し、生徒ひとりひとりの意見を取り入れながら考えていきたいと思っています。
記者
なるほどね!校則も時代に合わせて検証して更新するという事なんだね。
高橋
夕張高校にも校則は色々あり、これは本当に必要なのかというのは、生徒の間でも話題になることがあるため、単純に校則を廃止するだけではなく、その理由などを調べ、検証していく事が大切で、結果によっては校則を新たに作る事や廃止する事など、時代に合わせて変化していく事が必要だと考えています。
記者
確かに、最近では自転車通学が許可されたり校則の見直しが行われているもんね!時代の流れに合わせて変化は必要だね。
その他に生徒会としての活動はどんな事があるの?
高橋
生徒会の主な活動としては、文化祭や体育祭など行事の企画・運営や、生徒会誌の作成などがあります。
記者
なるほどね!どんな行事にしていきたい?
高橋
文化祭や体育祭では全校生徒みんなが楽しめるような企画を立案したいと思っています。また前例踏襲の行事にとらわれず、クリスマスやハロウィンなどのイベントも、生徒会で企画・立案して提案していきたいと思っています。
記者
これから色々と楽しみだね!
生徒会長としての抱負
記者
最後に生徒会長としての抱負を教えてください。
高橋
全校生徒の先頭に立ちリーダーシップを発揮して、夕張高校や地域の方に貢献できるよう努力したいと思っています。また、今後も市と連携しながら夕張高校の魅力を高め、発信していきたいと思います。これから1年間、生徒会長としてよろしくお願いします。
今回は、忙しい中取材に協力していただきありがとうございました!
新生徒会長として、これから大変だと思いますが、夕張高校のけん引役となり、新たな夕張高校を築いていけるよう頑張ってください。
今回新しく選ばれた生徒会執行部
今回ご紹介する方は、夕張高校3年生の佐々木洸大さん・永沼瑚雪さん・佐々木聖哉さんです。現在、3年生は春からの新しい進路に向けて頑張っていますが、早速進路が決定した3人に今の気持ちや今後の抱負などを聞いてみたいと思います。
進路決定、今の気持ちは?
記者
皆さん進路決定おめでとうございます。まずは、皆さんの進路先を教えてください。
佐々木(洸)
佐々木洸大です。消防士として札幌市消防に内定をいただきました。
永沼
永沼瑚雪です。北海道科学大学薬学部薬学科に合格しました。
佐々木(聖)
佐々木聖哉です。北海道医療専門学校診療放射線学科に合格しました。
記者
進路が決定した今の気持ちはどうですか?
佐々木(洸)
幼い頃から目指していた職業が消防士だったので、北海道で一番大きい札幌市消防の職員として働けることをうれしく思います。
永沼
合格発表が今日(取材日12月4日)の10時だったので、まだ実感が湧きませんがとても安心しています。
佐々木(聖)
とてもうれしいです。合格は通過点なので、これから放射線技師を目指して、勉強はもちろん生活面でも自立していかなければと感じています。
今の進路を目指したきっかけとは
記者
皆さんが今の進路を目指したきっかけを教えてください。
佐々木(洸)
父が夕張市消防で消防士として働いていて、幼い頃からその父の姿を見てきたので、物心ついた時から、自分も将来は消防士になりたいと思っていました。
永沼
高校2年生の時にインターンシップで薬局での仕事を経験し、その時から将来は薬剤師になりたいと思い、大学進学を目指しました。
佐々木(聖)
小学生の時、足に怪我をしてしまい病院を受診した時に、放射線技師さんが優しく接してくれて、憧れを持ちました。その時から放射線技師という仕事に興味をもつようになりました。
記者
なるほど!皆さんは目指す進路に向けて努力を重ねてきたと思いますが、その中で一番努力したことや苦労した事はありますか?
佐々木(洸)
一番は勉強を頑張りました。勉強時間や方法を見直して、公務員対策問題をメインに勉強しました。キセキノにも通塾しているので、講師の方にアドバイスをいただきました。また消防士になるための試験には、体力試験もあるので、高校2年生の頃からトレーニングをして身体づくりを行っていました。最初60回だったシャトルランが、トレーニングを重ね100回以上できるようになりました。
永沼
勉強を頑張りました。高校1年生の頃から大学進学コースを選択し、部活引退後の休日は10時間ほど勉強していました。先生方にも放課後に講習をしてもらったり、1対1で苦手分野をわかるまで教えてもらうなど、手厚いサポートをしてもらいました。
佐々木(聖)
勉強を頑張りました。目指す進路が決まったのが、高校2年生の冬だったので、そこから成績を意識し始めました。私は大学進学コースではなかったため、教科書や参考書を先生方に借りるところからはじまり、最終的には志望先の過去問で8割をとれるまでになり、推薦で合格できました。
記者
やはりみなさん勉強を一番努力してきたんだね!
春からの意気込み
記者
最後に春からの新しい門出に向けて、抱負や意気込みを聞かせてください。
佐々木(洸)
意気込みを聞かせてください。春から、札幌市消防の職員としてまずは一人前の消防士になるため訓練に励みます。将来は消防士の中でも、選ばれた人しかなれない部隊である、スーパーレスキューを目標にしているので、人命救助など様々な場面でも活躍できるような消防士を目指します。そしていつかは父を越えられるような消防士になれるよう、頑張りたいと思います。
永沼
地域医療の現場を支える薬剤師に憧れていたので、しっかりと薬学の知識を身につけ国家資格取得を目指して勉強を頑張ります。またコミュニケーション能力なども薬剤師にとっては必要な力だと思うので、春から学校に通い色々な人と話す中で高めていきたいと思います。
佐々木(聖)
将来は病気の原因がわからずに、困っている人がいたら、助けてあげられるような放射線技師になりたいです。そのために高度な技術をもった技師を目指し、患者さんにより安心した医療を提供できるようにしっかり勉強したいと思います。
今回は、忙しい中取材に協力していただきありがとうございました!そして本当におめでとうございます。春からは新しい道に進みますが、残された高校生活を悔いの残らないよう楽しんでください。皆さんのこれからの活躍を応援しています!